【ハンドメイド販売初心者向け】匿名配送対応おすすめ販売サイト

ハンドメイドの販売をしてみたいと考えたときに、自宅の住所を公開するのは抵抗がありますよね。
作品を購入してくれた人に分からずに送ることはできないでしょうか?

今回は住所や氏名を公開せずに行う、ハンドメイドの発送方法をご紹介します。
ハンドメイド販売で利用する方を対象とした内容ですが、不用品販売などで利用するサイトを検討中の方も参考にしてください。

みん

今回は、実際に使用したことのある5つのサービス(メルカリ、ラクマ(旧フリル)、Paypayフリマ、minne、Creema)から、匿名配送のサービス内容を比較していきます。

「匿名での販売」にとらわれたくない方には、バーチャルオフィスを使うという手段もあります。
→ 一般社団法人和文化推進協会

目次

匿名配送ができるサイト

メルカリ、ラクマ(旧フリル)、PayPayフリマ 、minne、BOOTHは匿名配送ができる

→2023年3月28日より、minneで匿名配送のサービスがスタートしました。
→2023年4月15日、minneとBOOTHについて追記しました。

メルカリラクマPayPayフリマminneBOOTH
運営会社株式会社メルカリ楽天グループ株式会社ヤフー株式会社GMOペパボ株式会社ピクシブ株式会社
登録料無料無料無料無料無料
年会費無料無料無料無料(基本)無料
手数料10%6.0%(税抜)
(10%の消費税を含めると6.6%)
5%10.56%5.6%+22円
(自宅から発送商品)
匿名配送の名称らくらくメルカリ便
梱包・発送たのメル便※1

ゆうゆうメルカリ便
かんたんラクマパック
(ヤマト運輸)

かんたんラクマパック
(日本郵便)
おてがる配送
(ヤマト運輸)
おまかせ配送※2

おてがる配送
(日本郵便)
らくらくミンネコパック※3あんしんBOOTHパック※3
2023年4月15日現在

メルカリのらくらくメルカリ便はヤマト運輸、ゆうゆうメルカリ便は日本郵便が配送を行う匿名配送です。

※1 梱包・発送たのメル便もヤマト運輸による匿名配送サービスですが、80サイズ以上で主に大型の家具や家電などの発送を対象としたサービスのため、このページでは割愛します。
※2 おまかせ配送もヤマト運輸による匿名配送サービスですが、メルカリの梱包・配送たのメル便同様に80サイズ以上の発送サービスのため割愛します。
※3 らくらくミンネコパック、あんしんBOOTHパックは、ヤマト運輸による匿名配送です。

3つのどのサイトを利用しても匿名配送自体はヤマト運輸と日本郵便が行っています

読者さん

どれも、不用品を売買するイメージがありますが…

みん

もちろん不用品の処分に使う方も多いですが、利用者数も多いことから、ハンドメイド販売で利用している人もたくさんいますよ。

アカウントの登録をしなくても、ハンドメイドの販売がどれくらいあるか、実際に見てみることができます。どのサイトを使うか迷ったら、実際のページを見てみるのも良いですね。

匿名配送ができないサイトは? Creemaは匿名配送不可

minne(読み方:ミンネ)、Creema(読み方:クリーマ)は、ハンドメイドの販売ができるサイトですが、どちらも残念ながら匿名での配送は現在対応していません。(→2023年3月28日より、minneで匿名配送のサービスがスタートしました)

フリマサイトが不用品の取引が多いのに対して、ハンドメイド販売サイトはハンドメイドを購入したい人がサイトを閲覧しています。そのため、届けたい相手に作品を見てもらえることが増えたり、作家としてのブランディングの面でのメリットもあります。minneとCreemaの二つについて、手数料などの特徴をまとめましたので、ハンドメイド販売サイトの利用も検討して見ると良いと思います。

匿名配送のしくみ

読者さん

ところで、宛名が書かれていないのに、どうやって届くんでしょうか?

みん

メルカリ、ラクマ、PayPayフリマの各フリマアプリから、ヤマト運輸や日本郵便に発送先と差出人の住所氏名の情報が提供されることで、実際に送る人と受け取る人がそれぞれ相手の住所氏名を知らずにやりとりできるようになっています。

読者さん

全国どこに届くのか、全く分からないのでしょうか?

みん

利用するサービスによって異なりますが、郵便番号が発送の時に分かる場合があります。

3つのフリマサイトの匿名配送の詳細をみていきましょう。それぞれの匿名配送2種類をざっくりと比較していきます。
比較表は簡易的にまとめていますので、実際の各サービスの詳細は公式のヘルプページなどを参照してください。

匿名配送ができるサイト① メルカリ

メルカリは、なんと言っても利用者数が多いため、出品してから人の目に触れるまでの時間が圧倒的に短いです。
出品後すぐに売れることも少なくありません。

らくらくメルカリ便(ヤマト運輸)ゆうゆうメルカリ便(日本郵便)
発送場所ヤマト営業所、ファミリーマート、
セブン-イレブン、宅配便ロッカーPUDO、
メルカリポスト
郵便局、ローソン、
郵便ポスト
集荷可能(+100円、ネコポスは対象外)
受け取り場所自宅自宅、郵便局、ローソン、
ミニストップ、日本郵便の宅配ロッカー「はこぽす」
対応サイズネコポス、宅急便コンパクト、
宅急便60〜160サイズ
ゆうパケット、ゆうパケットプラス、
ゆうパケットポスト、
ゆうパック60〜100サイズ

匿名配送ができるサイト② ラクマ(旧フリル)

ラクマは、売上を楽天キャッシュにチャージすることで、楽天市場などでのお買い物に使うことができます。
普段から楽天のサービスを多く利用している場合は、ポイント利用も簡単でとても使いやすいと言えます。

かんたんラクマパック(ヤマト運輸)かんたんラクマパック(日本郵便)
発送場所ヤマト営業所、ファミリーマート、
セブン-イレブン、宅配便ロッカーPUDO
郵便局、ローソン、
郵便ポスト
集荷
受け取り場所自宅自宅
対応サイズネコポス、宅急便コンパクト、
宅急便60〜200サイズ
ゆうパケット、ゆうパケットプラス、
ゆうパケットポスト、
ゆうパック60〜170サイズ

メルカリ、PayPayフリマと異なる点は、集荷に対応しておらず受け取りが自宅のみとなっている点です。
また、メルカリと比較すると宅急便の対応サイズ(最大)がより大きなものまで対応しています。

匿名配送ができるサイト③ PayPayフリマ

PayPayフリマのメリットは、なんと言っても分かりやすさです。
送料は全て込み(出品者負担)、発送方法も2択のみで全ての配送は匿名。
普段からPayPayを使っていれば、売上も対応店舗でのお買い物に使えます。

おてがる配送(ヤマト運輸)おてがる配送(日本郵便)
発送場所ヤマト営業所、ファミリーマート、
セブン-イレブン、宅配便ロッカーPUDO、
マンションロッカー
郵便局、ローソン、
郵便ポスト
集荷可能(+50円、ネコポスは対象外)
受け取り場所自宅自宅、宅配ロッカーPUDO
対応サイズネコポス、宅急便コンパクト、
宅急便60〜200サイズ
ゆうパケット、ゆうパケットポスト、
ゆうパック60〜170サイズ

PayPayフリマでは、メルカリ、ラクマと異なり、ゆうパケットプラスに対応していません。
ラクマとは異なり、一部サービスでは集荷が可能です。
また、ラクマ同様に宅急便の最大サイズが大きなサイズまで対応しています。

匿名配送ができるサイト④ minne

minneは、ハンドメイドサイトでありながら匿名配送に対応しています。匿名配送を選択するには配送方法に記載の料金にプラス50円(税込)ということで、匿名配送自体が有料のサービスとなっています。

らくらくミンネコパック
発送場所ヤマト営業所、ファミリーマート※1
集荷不可
受け取り場所自宅(ネコポスはポスト投函、宅急便コンパクトおよび宅急便は対面による手渡し)
対応サイズネコポス、宅急便コンパクト、宅急便60〜200サイズ

※1 ファミリーマートにて発送受付の場合、宅急便サイズの上限は160サイズまでとなります。180サイズ、200サイズの発送受付はヤマト運輸の営業所のみ可能です。

集荷のサービスがなく、ヤマトの営業所またはファミリーマートからの発送のみということで、ヤマト営業所またはファミリーマートに行きやすい環境にないと、利用しづらいかと思います。

匿名配送ができるサイト⑤ BOOTH

BOOTHは、pixivが運営する”クリエイターによる創作の総合マーケット”ということで、ハンドメイド作品よりも漫画やイラスト、小説などの取り扱いが多い印象です。また、購入者の側もpixivのアカウントが必要になりますので、若干購入者にハードルはありますが、匿名配送ができるのは嬉しいですね。

あんしんBOOTHパック
発送場所ヤマト営業所、ファミリーマート
集荷不可
受け取り場所自宅
対応サイズネコポス、宅急便コンパクト、宅急便60〜200サイズ

minneの匿名配送と同様に、ヤマト運輸による匿名配送のサービスとなります。集荷なし、ヤマト営業所またはファミリーマートでの発送のみということで、お近くにある方にとっては便利に使えそうです。

その他の方法

①普通郵便など本来記名する発送方法で送り主の住所氏名を記載しない(!?)

みん

受け取った経験がありますが、受け取った時の印象は最悪でした…。
どこから来たのか分からないので、購入した覚えがあって、品物に心当たりがあっても、やはりちょっと怖いです。

差出人の住所・氏名が書かれていなくても、受取人の郵便番号や住所(共同住宅名・部屋番号)・氏名が正しく書かれていて、郵便料金分の切手が貼られていれば届くようです。ただし、相手は自分(購入者)の住所氏名を知っているのに、相手(販売者)の住所氏名は明かさない状況になるので、たとえ販売サイト内でのニックネームなどが封筒などの梱包に記載されていても、受け取る側からすると、決して安心できる取引とは言えません。

また先方の住所に不備があった場合などには、戻る先の住所が記載されていないことになるので、送ろうとしたものは二度と戻ってくることはありません差出人住所氏名は必ず書いて投函しましょう。

②バーチャルオフィスを契約する

実際に利用した経験はありませんが、昨今の個人情報に対するハンドメイド作家の方々の認識の高さから、バーチャルオフィスも人気があるようです。

月額料金は1,000円以下というものもあるそうですので、ある程度の利益が出ている作家さんであれば、月額料金を支払って契約するもの選択肢になりそうです。今後、契約の機会がありましたら追記していきます。

まとめ

みん

匿名配送で手軽に始められて、かつ比較的簡単に購入者と出会えるのはメルカリです。やはり、利用者数の多さが売れやすさに直結するため、ハンドメイド販売を始めてみるという段階であれば、一番始めやすいと思います。

読者さん

やはり匿名で安心して取引ができるのはいいですね。
個人情報が心配でしたが、始めてみようと思います。

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この記事を書いた人

ハンドメイドが好きで手芸用品店に通うのが趣味。洋裁は学校で勉強したことはなく独学です。最近は主にダッフィーとシェリーメイなど、ぬいぐるみのお洋服をメインで製作しています。最近はベビー/キッズの衣類や小物もよく作っています。

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