【洋裁初心者向け】ぬいぐるみ服に最適な布地の選び方とおすすめ素材

みん

手芸用品店に行くと、たくさんの布地が並んでいますが、最初は何を基準に選んでいいのか分からない、というお声をいただきました。
ぬいぐるみの服だからこそ、使える布地もたくさんありますので、初めて作る方も、作り慣れた方も、参考にしていただけたら幸いです!

ぬいぐるみ本体を作るための布として、100均で販売されているソフトボア&カラークロスのレビューを書きました。ダッフィーなどの市販のぬいぐるみではなく、ぬいぐるみ本体から手作りしたい方は参考にしてください。

目次

ぬいぐるみの服を作るために特に重要なポイント:厚みと滑りやすさ

まず、ぬいぐるみ服を作る布を選ぶ時に、一番大切にして欲しいのは、厚さです

布の厚みがあると、ミシンでも手縫いでも扱いが難しくなるので、厚すぎる布地は初心者の方にはおすすめできません。また、シルクのように滑りやすい布地も、縫いたい場所をきれいに縫うことが難しいため、滑る布も難易度の高い布地といえます

ぬいぐるみの種類や素材によって異なる布地の選び方

このブログでは、主にディズニーシーで販売されているダッフィー&フレンズのぬいぐるみのコスチュームを紹介しています。色は茶色などで、ふさふさとしたファーのぬいぐるみなので、ファーなどの厚みのある布地よりも綿素材などのすっきりしたシルエットになる布地が着せやすいです。

ドール用の服を作る場合は、ドール本体の表面の質感が固く滑らかなので、比較的ファーやスウェードなどの生地を使っても着脱しやすく、合わせやすくなります。

綿100%の布地を使ったぬいぐるみ服の雰囲気

普段、私自身が一番頻繁に使用しているのは綿100%の布地です。しっかり角を立たせたコスチュームにしたい場合は、アイロンとアイロン用のスプレーのりの使用して、パリッと固くした状態で作業を行なっています。

表面に光沢はありませんが、布が滑ることも少ないので、初心者の方には綿100%の布地がおすすめです。

シルクやポリエステルの布地を使ったぬいぐるみ服の魅力とおすすめの使い方

シルクの布地は、ウェディング用の燕尾服やドレスなどを作るときによく使います。シルクは、光沢があって高級感が出ますが、表面がツルツルと滑るので、型紙を写したり裁断したり、縫いあわるなど、製作の難易度が高くなります。しかし綿100%の布地では表せられない雰囲気が出せるというメリットもありますので、仮縫いをしたり、多めにまち針を使うなどして、きれいに仕上がるように工夫していきましょう。

ポリエステルの布地は、表面の光沢や高級感はシルクに近いものもありますが、表面の滑らかさが十分でない場合に、若干安っぽく見えてしまうことがあるので注意が必要です。ウェディング用のコスチュームなどを作る場合には、ポリエステルの布地を使う場合も、表面の滑らかさや光沢の感じを手に取って、実際に確認して購入することをおすすめします。しっかりとした布を選ぶことが仕上がりに大きく影響してきますので、ウェディングなど特別なコスチュームの場合は多少高くても良い布地を使うことが大切です。

ベルベットやコーデュロイ、ファーを使ったぬいぐるみ服

裁断の際に、特に毛足の長いファーなどの場合はたくさん切れた毛が出てきます。また、布の端の処理についても、切りっぱなしではほつれてくる場合もあり、初心者の方にはかなり難易度が高いです。

何着かぬいぐるみ服を製作して、ある程度慣れてきてからチャレンジすることをおすすめします。

オーガンジーやチュール素材を使用したぬいぐるみ服の簡単デザイン

春夏のコスチュームとして、透け感のあるオーガンジーやチュールは使いやすい素材です。また、ドレスなどのスカートの中にチュールスカートを履かせて、ボリュームを持たせるのに使ったりもします。

布端の処理が必要ないことも多く、ゴム紐などを一緒に使いクシュっとさせることで、型紙不要で作れるコスチュームもありますので、初心者の方におすすめの布地です。お子様と一緒に初めてのコスチューム作りにもおすすめです。

デニム素材を使ったぬいぐるみ服の難易度

デニム素材は、布地自体が丈夫ではありますが、その分布地の厚みがあるので、重なる回数を減らすなど、製作面での工夫が必要になることがあります。例えば、三つ折りをするはずのズボンの裾を、二つ折りにすることで、重なりを減らすなどです。ミシンの針も厚地用でないと針が折れることもありますので、ミシンの取扱説明書も確認しながら制作するようにしてください。

デニムジャケットやジーパンなど、私服っぽさがかわいいので、ぬいぐるみ服としてはおすすめですが、比較的難易度は高めです。

柄の入った布地を使ったぬいぐるみ服にはセンスが必須

柄がある布がありますが、例えば花柄一つとっても、ぬいぐるみサイズに作る場合にはかなり細かい柄でないと、バランスがイメージ通りに出来上がらない場合があります。リメイクで人の服をぬいぐるみサイズに作り替える場合、柄がとても大きく感じられるかと思いますので、実際のぬいぐるみサイズになったときの柄の雰囲気を想像することが大切です。

ぬいぐるみ服のためのオンラインショップで購入できるおすすめの布地とその特徴

初心者の方には、布の厚みや触りごごち、折り目が付くのかなど、ぜひ店頭で確認して購入していただきたいと思います。

慣れてきたら、楽天やAmazonなどでも布地は販売されていますので、オンラインでも購入できます。この時、布の表面の画像だけではなく、端の画像や畳んだところなど、しっかりチェックして購入を決めるようにしましょう。

まとめ/リメイクでぬいぐるみ服を作るときの作品の選び方のコツ

初心者の方には、綿100%の素材でシーチングやツイルと呼ばれる布地が程よい厚みでおすすめです。

また、リメイクの場合はズボンをスカートに作り替えたり、コートをワンピースに作り替えたりすることは、難しい場合が多いです。

人の服も、用途に合わせた布が使われているため、ズボンはズボンに、スカートはスカートになど、同じものを作るように意識していると、大きな失敗は少なくなります。また、同じものであれば、ぬいぐるみに着せたときの雰囲気なども想像しやすく、上下のコーディネートも考えながら作品を作ることができますので、初心者の方はぜひ同じものを作るイメージでコスチューム作りを楽しんでください。

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この記事を書いた人

ハンドメイドが好きで手芸用品店に通うのが趣味。洋裁は学校で勉強したことはなく独学です。最近は主にダッフィーとシェリーメイなど、ぬいぐるみのお洋服をメインで製作しています。最近はベビー/キッズの衣類や小物もよく作っています。

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