ミシンでの刺繍にずっと憧れていて、やっと購入したのがこちらのparieでした。高機能な刺繍ミシンを購入しようと思うと、家庭用ミシンでも100万円以上するものもありますが、こちらはミシン初心者にも使いやすい刺繍もできるミシン、といった感想です。(購入時期:2020年4月)
今回紹介する、parie(パリエ)[EMM1901]は、ブラザーから販売されています。
刺繍ミシンとは
刺繍ができるコンピュータミシンの総称です。家庭用の刺繍ミシンは、刺繍枠に布をピンと張り、刺繍枠が針の動きに合わせて動くことで、文字や模様などを刺繍していきます。
刺繍ミシンの動画を見ると分かりやすいですが、例えばインクジェットプリンターなどの場合は、インクが出てくる部分が左右に移動しながらインクを紙につけることで印刷ができます。そのとき、印刷される紙が動くかと思いますが、刺繍ミシンの場合は前後左右自由に針を(厳密に言えば刺繍枠に張った布を)動かすことで、刺繍していきます。そのため、プリンターと比較するとかなり複雑な動きになり、その分、可動部分など壊れやすい部分があるため、取り扱いには注意が必要です。
家庭用ミシンの種類
ミシンには大きく分けて「家庭用ミシン」と「工業用ミシン」の2種類があります。
家庭用ミシンは、大きさや重さ扱いやすさなども、個人が自宅で使用することを前提に作られているため、ミシン初心者の方は迷わず家庭用ミシンを買いましょう。工業用ミシンは、縫製工場などで使われているもので、基本的には目にすることはないかと思います。
家庭用ミシンには、さらにコンピュータミシン、電動ミシン、電子ミシンがあります。以下で詳しく紹介します。
コンピュータミシン
家庭用ミシンの中で、比較的高機能なのがコンピューターミシンです。マイクロコンピューターを内蔵しており、針の上げ下げや、糸の調子、縫い目の幅の調節など、すべてをコンピューター制御で行います。
直線縫いやジグザグ縫いなどの縫い方の他、刺繍ミシンほどの精細さではないものの、文字や数字を模様として縫うこともボタンひとつでできます。
今回紹介しているParieも、このコンピュータミシンに分類されるミシンです。
電子ミシン
コンピュータミシンほど高機能ではないものの、ミシンとして必要な機能が揃い、比較的低価格でミシン初心者からも人気があるのが電子ミシンです。針の停止位置や糸の調子、縫い目の幅の調節などが電子回路によって制御されています。
次に紹介する電動ミシンと比べて機能の高いモーターを搭載しているので、ゆっくりのスピードでも、厚い生地をしっかりと縫うことができます。そのため、コンピュータミシンが出る以前は高級機種と言われていました。
電動ミシン
さらに価格を抑えたい方におすすめなのが電動ミシンです。電源からモーターを動かすというシンプルな構造のミシンです。家庭用ミシンと言えば電動ミシンが主流でしたが、現在ではコンピューターミシンも低価格なものが出てきているため、必要な機能に応じて機種を選ぶことが大切です。
糸の調子や、針の上げ下げなどを自動で行ってくれる電子ミシンやコンピューターミシンに比べると、それらを手動で行う必要があり、ミシン初心者にとっては使い勝手が悪いとも言われています。
個人的には、電子ミシン、電動ミシンを使った経験がなく、実家の母が使っていた工業用ミシンとコンピュータミシンしか見た(使った)ことがないので、この電動ミシンの使い勝手の悪さについては実感としてはよく分かりません。ただ、普段コンピュータミシンを使っていると、糸調子などは何も気にせずに縫い進めることができるので、多少お値段が高い場合もありますが、初心者の方にはコンピュータミシンがおすすめです。
使い勝手
parieの大きさ、重さなど、刺繍をしない状態での本体は一般的なコンピュータミシンと特に変わらない印象です。
収納場所によっては、出したりしまったりする際に重さがネックになります。個人的には、もうちょっと軽いと扱いやすいと思いますので、机にミシンを置いたままにできる環境の方が羨ましいです(!)
綺麗に縫うコツ
ミシンで直線縫いやジグザグ縫いをする場合、まずはミシン糸の太さと色の選択が大切です。目立たせたくない場合には、一般的に布の色や質感近い糸を使用する必要があります。
綺麗に刺繍するコツ
刺繍ミシンでの刺繍を綺麗に仕上げるためには、意外に思われるかもしれませんが、何よりも布を刺繍枠にしっかりと張ることが大切です。こんなに?と思うくらいに、表面を指で弾くように軽く叩くと「パンッ」と音がするくらいに、かなりきっちりと布を伸ばして張ることが、大事です。
ミシンの針の劣化が進んでいると針が折れることもあり、危険なので、針先の状況は縫い始める前に毎回必ず確認するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。parieは通常のミシンとしては若干初期費用は多少高くなりますが、ミシンでの刺繍をしてみたい方にはおすすめの機種ですので、参考にしていただければ幸いです。
ブラザーの刺しゅうミシンを使用する際に、おすすめしたいのが純正の刺しゅう糸です。
種類や複数色のセット販売の内容などについて紹介していますので、以下のページも参考にしてください。
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